ガールズバーで働いていて困るのは客との連絡交換です。お店への来店につながるなら良いのですが、キャバクラと違って結構「プライベートで会いたい」と言ってくる人も多いのではないでしょうか?
かといって断るとお店から客足が遠のいてしまう・・・・。そんな悩みを抱えるスタッフも多いです。
そこで今回は現役の方に、「どのようにしてうまく断っていくのか?」話を聞いてみました。
連絡先交換はバレても良いような嘘で断るのが原則
連絡先交換を断りたいときは、「バレてもあまりお客様が気にしない」「むしろかわいい・・」「また店に来たい」と思ってもらうような言い回しが必要です。
あからさまに「タイプじゃない」「彼氏がいる」などの言葉は本音であっても、お客さんを減らす原因になってしまいます。
以下は現役のガールズバースタッフが良く使っている言い回しです。
プライベートが知りたくないという理由で断る
横浜にあるガールズバーで働いている26歳です。大学時代から勤務をしているので勤続年数は4年ぐらいです。日中は会社員をしている普通のOLです。
ガールズバーといっても、キャバクラなどのサービスをメインとしたお店ではなく、あくまでも一緒にお酒を楽しむことを目的としているバーです。例を出すと、露出の高いドレスなどを着るわけではなく女の子たちは自分の好きな私服で働いています。
基本的には「プライベートを知ると嫉妬しちゃうから」と断っています。お店を夢の国に例えて、お仕事しているところとかご家族や恋人といるところを想像したくないというような言い方をしています。
連絡先を交換すると、お客さんにとっても相手のプライベートに踏み込むことになると思うので、それを嫉妬しちゃうから知りたくないという風に話すことが多いです。
なのでお店の中ではお仕事の話だったり、プライベートな話はこちらからあまり聞かないようにしています。もちろん断ると関係が切れてしまうお客様もいますが、「意外とじゃあもう少し仲良くなったらね」というと「嫉妬させないようにまた来るね」など納得してくださるお客さんが多いです。
次の時、など引っ張るとある意味嘘つきになってしまうのであくまでも嘘はつかないように心がけています。
電話してしまいそうだからと言って断る
わたしは素直に平日は仕事をしている事を伝えています。変に嘘をついても仕方がないと思うので、ありのままを伝えます。平日昼間の仕事がない時のお誘いは、お店で会える楽しみを取っときたいという言い方をしています。
お店を夢の国に例えているので、あくまでも夢の国で一緒に楽しみたいな、という言い方をすると結構納得してくれます。
あとは、既婚者の方には「お店の外で会ったら本当に好きになっちゃいそうで、電話しそうだからやめとく」という伝え方をしています。
「本気になって電話溶かしたら迷惑でしょ?」というスタンスでいくと、断わることができつつも可愛いと思ってくれてお店には来てくれるのでそれが1番かなと思います。
お店のルールだからと言って断る
奈良県に住んでいる、24歳のまこと申します。私は、23歳のときに大阪で半年間スナックのキャストとして働いていました。
また、大学時代は、奈良のガールズバーで2年間働いたり、大阪の日本橋でアイドルがテーマのコンセプトカフェで、1年間アルバイトをしていたこともあります。
現在は、大阪でアパレル企業の営業として働いています。
私は、お客様から「連絡先を交換しよう」と言ってこられたときは、「お店のルールで、お客様と連絡先を交換したらいけない決まりになっているんです」と言うようにしていました。
働き始めた最初は、どう返答したらいいのか分からず、上司に相談していたところ、この決まり文句を教えていただきました。また、この言葉を言うときは、できるだけお客様に恥をかかせないことと、傷つけないことが大切だということも教わりました。
「交換したいとおっしゃってくださって、嬉しいです」という気持ちをお客様に伝えれば、お客様も不快な思いはしないと思います。実際、私自身も連絡先を交換したいと言われたときに実践しましたが、それで関係が壊れるお客様はいませんでした。
昼職を理由に断る
年齢が年齢なので、周りの20代の子たちよりもお客さまから連絡先の交換を言われることは少ないのですが、言われた時にはお断りしています。
お客さまには「日中に事務職をしている」ことも話すようにしているので、連絡が来てもすぐに返事ができないからです。
そんなふうに言うと、たいていの人は無理強いしてきません。
多くの人が「日中も働いて大変だろう」とか「苦労しているのだな」と同情してくれます。
それに自由になる時間がないことも理解してくれるため、誘っても遊ぶ時間はないだろうと察知してくれているようです。そんなわけで連絡先の交換をお断りしたからといって関係が切れてしまうこともなく、これは私の接客態度などから信頼を得ていることも関係しているのではないかと自負しています。
出会ったばかりだからと言って断る
コンセプトカフェで働いていたときは、そもそもお客様との同伴が禁止されていたので、「同伴は禁止されているんです。ごめんなさい」と言えば大丈夫でした。
ただ、スナックやガールズバーは同伴のシステムがあったので、どうしても断りたいときは、基本的に「〇〇さんとデートしたい気持ちはやまやまなんですけど、今日都合が合わなくて行けないんです」と言うようにしていました。
その際は、次何日にデートできるかをちゃんとお伝えした上で、断るようにしていました。
お客様も、それで納得される方が多かったです。
また、知り合って間もないお客様への断り方としては、「まだ出会ってからちょっとしか経ってないから、もうちょっとお客様のことを知ってからデートしたいな」と言うようにしていました。
正直完璧に断るのは難しい
正直連絡先の交換を断るのはとても難しいです。
私はガールズバー勤務の時やキャバクラ時代のしつこい、飲み方のマナーを知らないお客様は連絡先を交換するだけでも自分のストレスになるのでなるべく交換をしないようにしていましたが、その代わり次回に繋げようとも思いませんでした。
断る方法は、お店にまだダメだと言われている。
や、次にお店に来た時に教えるね。と言ってその場を凌ぐか(この方法がいちばんオススメですが次回来店した時は教えざるを得ない)、今ケータイを持っていないから後で連絡するね。と言い名刺を頂いて家に持ち帰って連絡するかしないか考えたこともあります。
2.3回であれば次回に繋げることも可能かと思いますが正直ずっとは無理です。でも連絡先の交換をしたくないほどのお客様を繋げようとも思うこと自体が間違いだと思います。
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