東京都内在住の大学3年生で法学部21歳です。現在は、日中は主に大学生として授業などの講義を受けたり、友達と遊んでいたりして過ごしています。夜はナイトワークとして秋葉原のガールズバーでバイトしています。
大学生活中は自由な時間が多いため、大学生活でしかできないことはないかなと思っていましたが特に何もしていませんでした。
そんなことを思っていた時、学部内の友人が秋葉原でメイドの服を着る、ガールズバーでバイトをしているという話を聞きました。
私は高校生の時から、メイド喫茶に放課後によく通っていて、いつかメイド服を着てこういった仕事をしてみたいとひそかに思っていました。なので、メイド服を着るアルバイトに抵抗はありませんでした。
メイドカフェの面接と仕事内容について
メイドカフェは公式サイトより申し込みました。
まずWeb上の簡単な書類審査(簡単な経歴と、バストアップ、全身の写真添付)がありました。
その後、通過者は面接があります。
面接は基本3~5人程度の集団面接だそうですが、私はタイミング的に(他の子がバックれたため)1人で面接をしました。
その場で採用をいただきました。
- こういった仕事をしたことあるのか?
- お酒はどれくらいの頻度で飲むのか?
- シフトはどれくらい入れるか?
- お客さん事態に抵抗はあるか?
など質問されました。
1度座学での研修、制服の試着があり、その後シミュレーションとしてマニュアル通りの接客を先輩相手にします。
それに合格して初めて店舗に立てます。
シミュレーションは、基本的にみんなその日のうちに合格しますが、マニュアルを全然覚えられていないなどの理由で後日やり直しになる子もいます。
けれど、シミュレーションでミスったからと解雇になることはありません。
メイドカフェ出勤当日の流れ
制服は支給されているメイド服に着替え、自分の持参したしたヒールを履き、出勤します。
仕事を始める前にまず、お店の入り口に貼るチェキの撮影をします。
その後は主にシフトにもよりますが、キャッチの仕事をしていきます。
キャッチは男性の方もするためしない日もあります。
彼らは実際に、アルバイト先に通う常連であり、声をかけられてアルバイトになった大学生でした。
なのでみんな大学生ということもあり話がしやすいです。
キャッチの際はどういうフレーズの声出しをしているほうががいいかとか、自分から話しかけることが大切です。
基本的にはキャッチとと店内の接客の繰り返し業務です。
キャッチはお店の中で働くのとはまた違った感じになるので、ちょっとした息抜きにもなります。
月の給料は週3勤務で一日5時間で程度の勤務であれば15万円ほどです。指名があればもっと給料は上がります。
メイドカフェのバイトで大変なところ
続いてメイドカフェのバイトをしていて大変だと思ったところをお伝えします。
- 人気メイドの力が強い
- ぼったくりに加担している
- 金遣いが荒くなる
私が働いていたメイドカフェは、メイドが個人的にtwitterやinstagramに写真をアップしないといけないのですが、メイド服がインスタ映えするためみんな名前を伏せて投稿しています。
指名が多い人気なメイドが写真のポーズや編集が『似ているから真似しないで』と言いがかりをつけられることが多いです。
本人は全然真似をしているつもりもないのでとてもかわいそうだなと思います。
その人気メイドは男性店員内での人気も高いメイドだったので、『その子の言うことを黙認してほしい』、と店員から告げられたときはさすがに驚きました。言いがかりをつけられた子は真似したつもりはないのに、なぜか男性店員に真似をして人気者になろうとした悪者扱いされて働きづらくなってしまいました。
強制的な営業ノルマと価格の罪悪感がある
多くの方がお気づきですが、メイドカフェは当たり前のようにぼったくり価格です。
しかもお客さんがドリンクを頼んでもないのに、『ご主人様、喉が渇いてきました!』と、メイドが何人かで接客するときはドリンクを上乗せしてよく注文しています。
また、オムライスのケチャップに名前や呪文を書く「おまじない料」などほかの業種の方から見たらただのぼったくりです。
他には写真を撮ったりじゃんけんなどををして、会計をする際にはすべてサービス代として代金に上乗せされます。
お会計の伝票を見られてもよくわからないことを書いているのでお客さんも分からずに支払いをしてしまう。
オムライス注文しただけで1万円なんてこともたまにありました。そういった商売に加担していることが少し罪悪感が生まれてしまいます。
働いている子がホスト狂いで話が合わなかった
なぜか働いている多くの子がホスト好き。彼氏がホストと言っていますが絶対に騙されていると思います。病んでいる子がたくさんいるためそういった話をすることが多いです。
やはり仕事が自分を押し殺して働くことが強制されるため、給料をそういったことに使うことが多い感じがします。
メイドカフェで印象に残っている人
私がとても印象に残った方は一人います。仮にAさんとします。
Aさんとの出会いは、私が本格的に秋葉原でメイドをし始めて、3か月くらいの頃で今よりシフトも多くバリバリ働いていた時期だったと思います。第一印象は、実は顔などあまり覚えていなく容姿もオタクっぽいというよりかは好青年で普通に優しそうな人なイメージでした。
そのころからAさんは私のシフトの日によく来てくれていて、指名をしてくれました。よくドリンクを私に頼ませてくれたのですが、よく来てくれるお客さんということもありいろいろ無料でサービスしていました。
だんだんとAさんと仲良くなっていきました。そしてある日、私がたわいもない会話の一言で山ピーが好きなんだとAさんに話していて、ある日、Aさんが来店してきたときにAさんが急に山ピーのような格好と金髪で現れたのが、とても驚いたのを覚えています。
メイドカフェを辞めたくなった瞬間
現在もメイドとして働いていますが、メイドのバイトはメイド服をきてお客さんと接するため、お客にかわいがってもらえる反面、中にはサービスとしての枠を超えてメイドにはまってしまうお客さんや、あまり常識がないお客さんもいます。
お店に通い続けるだけならメイドたちも問題はないのですが、出勤以外のプライベートでストーカーやセクハラといった犯罪に発展する可能性があります。
問題行動を起こしたお客さんは出入り禁止という措置をするのがお店での対策をするのが一般的ですが、やはり業務外のことは責任を取ってくれません。
犯罪被害に遭わないよう、自分でも気をつける必要があります。
大半のお客さんは、ある程度の線引きはしてくれていて、やさしくて紳士な人が多いので安心なのですが、メイド喫茶に来るお客が全員そのようなお客さんとは限りませんし、そういった普通を装っている人の中にも悪い人はいます。
メイドカフェに向いているのはこんな人!
メイドで働くということは、コミュニケーション能力が必要になっていきます。
なので、人と話しながら仕事をすることが楽しいと感じている人にはとても魅力的な仕事ではないのかと思います。
ある程度のサービス精神がある、遅い時間帯でも勤務が平気、私生活に問題がない程度の勤務ができるという方には天職なお仕事だと思います。
特に、私みたいな大学生などの一人暮らしで、学生生活も充実したいがお金が欲しいという方にはとてもいいと思います。
最初はメイド服を一日中着て接客対応しつつキャッチもするという何もかも初めてのことでとても不安だらけでしたが、こういった経験でお客さんとのお話しすることで楽しさを発見できることができたので、続けることができたと思います。
また、短時間でお金を稼げるとこともメリットです。
ガールズバーやメイドなどの仕事はきついから高時給と思われがちですが、そんなことはないと思います。以前カフェでのバイトもしましたが接客対応や商品の準備などやっている業務などはどれも似通っているものばかりです。
確かに怪しげで怖い印象があるということはわかりますが、一度経験しても損ではないと思います。
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